「新星-Nova-

三日月&フォルテシア

 

 

 

 

「時間列車……か。話には聞いていたけど、あまりぞっとしないものだね」

 

「…………」

 

「まあ、と言っても君に言った所で困るか……。

まあ、目の前の事態を放っておくわけにも行かないしね。一応、これでも僕の国だし」

 

「……ありがとうございます、陛下」

 

「君は僕の国の民じゃない――フォルテシアでいいさ。

さて、こっちは準備できたよ……こいつも、ね」

 

―――ああ、子細ない―――

 

フォルテシア、腰に帯びた自身の神器を抜き放つ。

同時、意気込むように力を放ち始める彼の神器――

 

 

「そっちのフィ……いや、『サイレント・ノッカー』も準備はいいかい?」

 

―――………………―――

 

三日月の神器から、返答はないが――

 

「……大丈夫なようですよ」

 

「そうか……なら」

 

「始めましょう」

 

 

 

フォルテシアと三日月――力を解放。

己の神器に、その力を注いでいく――

 

 

 

(……この状況が、もう少し素直に「面白い」と思えればよかったんだけどね。

まあ……僕も、自分で思っているより存外、俗っぽいのかもしれないな)

 

 

 

 

「では――行きます!!」

 

三日月:サイレント・ノッカーにて爆撃。

相手に的確なダメージを与え、一瞬の隙を与えた所で、

「蒼」の力を解放。

空間そのものからの干渉によって相手を拘束――

さらに魔力・妖力の双方からの三重拘束で、完全に標的を捕縛する。

 

 

 

「決めるなら――一撃あれば、それでいい」

 

フォルテシア:上空へと飛翔。

抜き放った神器を天空高く掲げるように構えて。

 

「これが――最速最大の一撃!!」

 

三日月との神器の共鳴から、相手の情報を取得。

一番、的確に相手に一撃を見舞える場所を特定し。

そこに神将としての力、神器の力の全てを凝縮し――一気に標的へと迫る!

 

 

 

新星-Nova-

 

 

 

邂逅する、二つの『蒼』。

 

 

 

超新星爆発にも等しい、桁外れの力が炸裂する――