双式牙突

(ラクシャーサ&三日月)

 

 

 

「俺に合わせろ――出来るな?」

 

「ええ。無論です」

 

三日月とラク・隣り合って立つ。

ラクが軽く手を上げると――その手をぱしりと、三日月が打ち返して

 

 

「よし――行くぞ」

 

三日月:妖力浸透開始。

蛇のようにのたうち、疾駆する地面の上に直立するラク――

地面はラクを運び、彼が跳躍したと同時、標的の前に躍り出るや牙を向き喰らい付く。

 

「まずは――爪式!」

 

 ラク:その地面を割り砕く勢いで上空から蛇ごと爪式牙突で打ち貫く。

    さらにそのまま追撃で蹴り上げ、引き裂くように二閃。

    真横に爪式牙突で突き抜けた後――

 

「続けて尾式!」

 

 ラク:吹き飛んだ標的へと追いつき、尾式牙突で上空へ跳ね上げる。

 

「さて、今度は私の番です――そこ!」

 

 

三日月:上空へ跳ね上がった標的に、鞭のように撓った『街』で追撃。

全方位からの斬撃を浴びせ、串刺しにしたところで――

 

「牙式牙突!!」

 

ラク:牙式牙突で標的を捕獲し、一気に地面へと叩きつける。

   粉砕される瓦礫の中で――

 

 

「さあ――謳え。この俺の一撃で!!」

 

ラク:自らの神器覚醒。右腕が瞬時に硬質化。

そのまま、神速の踏み込みと共に爪式牙突・真を放つ――

 

「獣の奏でる、戦いの詩を――!!」

 

 

三日月:妖力最大開放。彼の腕に連動し、『街』が円錐状に練り上げられる。

爪式牙突・妖を突き出し――そのまま一気に加速する!!

 

 

 

「双式牙突!!」

 

二つの牙突が真正面から――激突!!

 

 

「魔――」

 

「妖――」

 

 

 

 

「滅! 砕ッ!!」

 

 

 

 

瞬間、飽和したエネルギーが大爆発を誘発――標的、跡形もなく消失する――