――今より、千年の時を隔てた未来。
「……しかし驚いたな。私も噂で君のことは聞いていたが……その年で尉官入りとは」
科学は進み――だが人類は未だ外宇宙には出られず――
それでも、各国家間がその垣根を取り払い、地球という一つの国家に集約した時。
「私はセレナ。セレナ・シルバラ。花も盛りの16歳〜☆」
平和を得たはずの人類に――しかし、現れた未曾有の敵。
「え? 折角お風呂入ったのに〜。ぶ〜ぶ〜」
「入りなおすんだな……急ぐぞ」
――彼らは、異星からきた隣人ではなかった。
異世界から来た、侵略者でもなかった。
自らを『ラウ・ロード』と名乗る彼らは――
「……今、撃ったのはお前だな?」
「ぼ……僕くらいのパイロット!?」
「今撃ったのはお前かと……聞いている……!」
彼らは――
「お前は……飢えたことがあるのか?」
「な、何を――」
彼らは――
「お前は飢えた時……自分の肉を喰らったことがあるのか?」
彼らは、未来から来た人間。
過去の過ちが生み出した、絶望の未来から来た『敵』だった――
「ユウイチ・オオカワ。本日17:00付けで少尉昇格。
同時にこの転移で3002年へ転属。チーム・ブリットへと配属。
……間違いないか?」
「間違いありません」
ラウロード・地球方面軍少尉ユウイチ・オオカワ。
人型起動兵器『ヴァリアブル・アタッカー』(V.A.)のパイロットである彼は、
16歳で尉官入りを果たしたと同時に、3002年への侵攻部隊への編入を命ぜられる。
彼が所属したのは、編成されたばかりの特殊独立遊撃部隊『チーム・ブリット』。
そして少年は、セレナという少女と出会った――
V.A. Another story
Team bullet
Coming soon――