閑話休題 〜その六〜







カイン  :閑話休題・第六幕……開始させてもらう。
      ……これで、いいのか?
クレセント:うむ。
ミレイユ :と――いうことでっ! いよいよ登場しましたこのお方っ!
      アフターストーリー第四――最後の仲間となるこの!!
ラディ  :カイン・ハイウインドさんです! それ、みんな拍手!!

ぱちぱちぱちぱちぱちぱち……

カイン  :……少し、照れるな。
ミレイユ :いや〜……しかしさっきの話、すごかったわねぇ♪
カイン  :なっ……。
ラディ  :あれが以前カインさんが仰っていた「疾風迅雷の踏み込み」ってヤツですか?
エルナ  :……女性側の意見としては不意打ちキスはあまりお勧めできないんだけど。
クレセント:時にはあのような「邪道」とされる手段も必要な時もある……か。
カイン  :ちょっ――ちょっと待て。……何でお前らが、それを知っている?
      あの場にいたのは、俺と白妙だけ――
ミレイユ :当然よ♪ だってここは、閑話休題――
クレセント:この場所でのみ、私達は話の全容を手に取るように知ることが出来るのでな。
カイン  :クッ……。
ラディ  :あ、大丈夫ですよカインさん。心配しなくても本編に戻れば忘れてしまいますから。
カイン  :……そういう……ものなのか? ……今ひとつ、よく判らないが……。
クレセント:あるがままを受け止める……慣れろ、カイン。
ミレイユ :……けど、本当……すごいわよね、このアフターストーリーのカイン。
エルナ  :音速は超える、ホーリーランスは砕ける、トレードマークの竜の兜は捨てる……挙句、
      ローザとじゃなくて白妙さん――白竜とのカップリング……。
      まあ、まず他の二次創作では見ないわね……。
作者   :……といわれても……まあ、今更としか言いようがないんだが。
カイン  :……誰だ、この男は?
ラディ  :えっと、『作者』と言って――
ミレイユ :私達の下僕よ♪
作者   :誰が下僕じゃあっ! オレはこの話の書き手! お前たちにとっては神にも等しい存在――

どすぅぅぅぅっ!

カイン  :……の割には、白妙よりも大分、弱いな。
作者   :……あのですねー確認するのにいきなりホーリーランスぶっ刺さないでいただけますか?
カイン  :そうしろとこの……『台本』とやらに書いてあったんだが。
作者   :なに!? 誰だ、そんなモン書いたヤツは――
ラディ  :お前だろ、お前っ!!
ミレイユ :ほんっとーに自虐ネタ好きねぇ……作者。
クレセント:話が逸れているぞ……何故「今更」だというのだ?
作者   :あー……コホン。……だってそうだろう?
      この小説……今までだって怒られそうな設定なんか山のように作ってきたわけだし……。
      ギルバートに異母姉妹がいるとか、『暗黒』の設定、
      バブイル・ウィズダム……まだ執筆途中の「バロン東街」とかも。
エルナ  :いわれてみれば……確かに、今更かもしれないわね……。
作者   :まあ、自分も細心の注意を払って、FF4を何度もプレイして……見出したのが「このカイン」だ。
      確かに「怒られるかも」とは思ってはいるが、多分オレはこれ以外のカインを書けそうにない。
カイン  :……どうだろうと関係ない。俺は……ただ、俺を貫く。……それだけに過ぎん。
ミレイユ :……け・ど♪ 今回の話のラストは……またいつもと雰囲気が変わってたわね。
クレセント:作者は昔から、ああいう「後世の歴史家からの見解」という語りが好きなんだそうだ。
作者   :うむ。……もう15話の時点から、このラストを書きたいがためにずっと苦労してきた……。
ラディ  :15話から……って……確か15話って……初めて異界召喚を使った、次の話だよな?
ミレイユ :……だい〜ぶん大掛かりな構成ねぇ……。
作者   :すべてはこの30話で仲間を揃え、びしっと閑話休題に入るためだ。
エルナ  :……ダムシアンを五話で出たのはそのせいなのね……。
作者   :ああ――本当は十話編成くらいを考えていたからな。
      ……けど、それを五話で完了させざるを得なくなって、しかし中身を薄くしたくはない。
      結果として――その分一話分を大量に書かざるを得なくなって……。
エルナ  :浅知恵を使うからね。
作者   :くっ……あのなぁ、増筆になったのはお前が仲間になったせいでもあるんだぞ!?
クレセント:どういうことだ?
作者   :……元々、パーティの固定メンバーはエルナを抜いた、五人の予定だったんだ。
      五人目はFF2のように、入れ替わり立ち替わりしていく予定だったんだよ……。
      確かにエルナも一時期仲間にする予定ではあったが……まさかレギュラーになるとはな……。
ラディ  :あ、じゃあ本当にエルナが仲間になるのは予定外の事だったのか……。
作者   :うむ。……だからその分だけで……五万文字くらいは増筆したかな……。
      でもまあ、おかげで生きてきたキャラも出たし、まあこの閑話休題までに
      なんとか何の問題もなくたどり着けたからいいことに――
エルナ  :――構成ミスで一話延長しておきながら?

ぶっすぅぅぅぅっ!!

ミレイユ :心地いいくらいに入ったわね♪ ……けど本当……今回は、長かったわねぇ……。
エルナ  :実際、一話分掲載が多いんだけど。
クレセント:今回の総計文字数は……約119202文字。原稿用紙に換算・約12万として……。
ラディ  :300枚!?
作者   :まあ……でもその分、やりたい放題できたし。28話〜29話なんかは、特に。
カイン  :……結局……白妙のパラメーターはどうなっているのか見当も付かなかったな……。
作者   :俺もあんまり考えてない。……深く考えると、恐ろしいことになりそうで……。
ラディ  :恐ろしいこと……って?
クレセント:……例えば、だ。人間形態の彼女が、具体的にダメージを受けた場所といえば――エルナの毒だ。
      「バハムート数千を一瞬で死滅させるほどの」もの――これを具体的なダメージに置き換えれば、
      バハムートのHPを上回る概数――仮に四万として、数千匹分それをかける。
エルナ  :……億は、超えているわね……しかもそれで破壊されたのが腕だけなのよ?
      つまり全身を破壊する――これをHPの限界と置くと――白妙のHPは、人間の状態でも60億を上回る計算に――
カイン  :クッ……化け物め……しかも白竜になったあとは、当然そのHPが跳ね上がっているのだから――
ラディ  :あはははは……そりゃ、倒せないわけだ……。
作者   :FF史上、紛れなくトップクラスの強さだろうな……。
エルナ  :そんなだから「一般人が書けない」って言われるんでしょう?

どごぉぉぉぉぉっ!!

カイン  :……大丈夫なのか? 泡を吹いて痙攣しているようだが……。
エルナ  :気にする必要はないわ――それよりそろそろ、本題に入りましょう。
作者   :ひ、ひでぇ……。
ラディ  :自分をよりによって「神」なんていうおこがましさを考えれば当然の気もするけどな……。
エルナ  :神というより……単なる『紙』でしょ。ぺらっぺらのわら半紙がいいところね。
ミレイユ :こう、真正面から見ればかろうじて人型だけど……少し角度を変えると人としての薄さが露見するわね♪
      人間としての深みが、決定的に足りていないと言うか……お子ちゃま?
作者   :ぐ……ぐぐぐっ! 紙を舐めるなよ!? 紙は意外に強いんだぞ!?
      変幻自在の可能性だってあるし、厚みだって「重ねる」ことで得ることも出来る!
      そしてなにより――紙は『のこる』ものだッ!!
クレセント:……ほう。そのような捉え方もあるか。
ラディ  :自虐的な作者にしては、やけに柔軟で前向きな考え方だなぁ……。
作者   :いや、これは別の人がオレにいってくれた言葉なんだが……うれしかったなぁこれもらったときは。
      もうぺらっぺらで何もないと思っていた『紙』にここまでの可能性を与えてくれたんだから。
      この言葉を胸に、必死でかつかつやっているよ。
エルナ  :――単なる社交辞令の一環でしょ?

ぐさぁぁぁぁぁぁっ!!

カイン  :お……おい、大丈夫なのか……? 死んだように見えるんだが。
ミレイユ :大丈夫よ、どうせしばらくすればすぐに復活するし♪
クレセント:話が逸れている。……本題に戻すぞ……コホン。
      今回の閑話休題で、仲間は全員分揃った。
      そのために……「ここでもう一度、そして最後のキャラクターの確認を行なう」だそうだ。
ラディ  :って……もう「登場人物」のコンテンツがあるんだし、それこそ今更なんじゃないか?
クレセント:私もそう思った。……だが、これには続きがあるようでな。
エルナ  :続き……?
クレセント:キャラの性格や容姿は、あのコンテンツを参照すれば判るだろう。
      故に今回は、もう少し踏み込んだ内容――私達の使っている武具やアビリティ……。
      この作品では戦闘描写は気合を入れる価値のある場面だからな。確認するそうだ。
ラディ  :……じゃ、まずはオレから。オレの武器は、父さんの残した暗黒剣『テュルフング』。
      それからこの――バロン最新モデルの短剣さ。
ミレイユ :投げて手元に戻ってくるってのは知ってたけど……なんかこの前ラディ、念じて操ってなかった?
ラディ  :ああ――言い忘れてたけど、そうそう。
      ……この短剣、ある程度使い慣れてくると、こっちの意思に反応して軌道を変更できるんだ。
      オレの投擲の腕前も、これのおかげさ。
クレセント:そう……なのか? あれは純粋にラディの技量が高いように見えたが……。
      しかしそこまでの機能を持ち、それほどの切れ味……つくづく、銘がないのが不思議だな。
ラディ  :量産体勢に入る、その先行販売モデルだから……しばらくしたら、バロンの兵士の標準装備になるんじゃないか?
カイン  :……俺がいない間に……随分とバロンも進歩したものだな。
エルナ  :その暗黒剣に関しては、今までに何度も描写が出ているわね。
ラディ  :黒の刀身に、金の装飾……父さんの、力を秘めた暗黒剣……。
クレセント:しかし……ここで少し補足しておくと、『テュルフング』とは『エクスカリバー』のように実在する魔剣でな。
      『ストームブリンガー』という魔剣の元ネタになったとも言われている。
      ……一度引き抜けば、誰かの血を吸うまで鞘には納まらず、やがて持ち主を破滅させる剣だそうだ。
ミレイユ :それはまた……ものものしい名前ね……。
ラディ  :全然違うなー……それは……。
クレセント:……まあ、FFで引用される剣は決してオリジナルと忠実ではないものだからな。
ミレイユ :着てる鎧は、ただのアイアンアーマーなのよね?
ラディ  :……殆ど防具としての意味合いは薄いけど……だってそれ以外の金属だと黒い鎧ってないんだよなぁ。
      ミスリルは色を変えることが出来ないみたいだし、クレセントの甲冑は何で出来てるのかわからないし……。
カイン  :ラディの打たれ強さは、純粋にラディの耐久力からくるということか……。
クレセント:次はアビリティだな。
ラディ  :これは……やっぱり『暗黒』だろうな……。
カイン  :あの「アポカリプス」というやつか……刀身を巨大化させ、全てを断ち切る全断の刃……。
エルナ  :斬鉄剣を斬り飛ばしてたし……威力は折り紙つきってことかしら?
ミレイユ :……でも、ラディのアビリティはそれだけじゃないわよ?
      本編で私をかばってくれたみたいに……ラディのアビリティには「かばう」があるわね♪
カイン  :それは……パラディン専用のアビリティじゃなかったのか?
ミレイユ :でも実際、ラディはアポカリプスを盾代わりにして護ってくれたわけだし♪
エルナ  :……あれなら、庇う側も実際に攻撃を受けるわけじゃないから、ダメージは飛躍的に少ないわね。
ラディ  :……いいのか? アビリティに加えても……。
クレセント:ラディの性格を鑑みれば、有り得ぬ話でもあるまい……。
      しかし……話が進めば進むほど、パラディンの存在価値というものがどんどんと薄れていっているような気もするがな……。
ラディ  :一応、この話の中ではパラディンにも「聖剣技」があるみたいだけど……。
クレセント:まあ、そこは作者の書き方に期待しよう。……次は私だな。
      私は基本的に魔法を得意とする……武器の類は持っていない。
ラディ  :トールハンマーは?
クレセント:魔法の一種だからな……あれを発動しないとなると、肉弾戦くらいしか手段はあるまい。
ミレイユ :それでも十分、強いでしょ……? 前に一度、相手の手首を握り『潰し』てたし。
クレセント:……あれは相手が戦いの心得のなかったものだからだ。
      カインやラディのような、正式の戦闘訓練を受けているような相手には接近戦はまるで勝ち目はない。
カイン  :……そうか? その甲冑の耐久力を考えれば、十分に厄介なことに変わりはないがな。
エルナ  :凄まじい耐久力ね……しかも物理的耐久力だけじゃなく、魔法防御も高いわ。
クレセント:月の技術の最先端だからな……そうそう砕けはせん。
カイン  :……甲冑の下の服装はどうなんだ?
クレセント:あれは……月の儀礼用の制服だ。特に防御効果はない。
ミレイユ :で――クレセントのアビリティは?
クレセント:『魔法』――これだけだな。
ミレイユ :ま……魔法って、白魔法とか黒魔法の分別はないのかしら……?
クレセント:体系分けの出来ん魔法もあるからな。
      ……この世界の召喚獣の使う魔法、『マイティガード』のように、複数の魔法を融合させることでまったく新しい概念の上にある魔法。
      まだ使用していないが、『ディメンジョン9』のような特定の魔物専用の魔法も含めると膨大な数になる。
      使う側としては正直、どれも『魔法』の一つでしかないからな……あえて体系に分けてはいない。
      ……この世界に存在する魔法で――私に使いこなせぬものはない。
エルナ  :ということは、異界召喚もその中に含まれるということかしら?
クレセント:そういう事となるな。
ミレイユ :次は、私の番よね? 私の武器は――勿論、この『糸』!
ラディ  :確か……ミスリル製なんだったっけ?
ミレイユ :ん〜……確かにそれがメインなんだけど、それだけじゃないのもあるのよねぇ……。
      例えばこの前にエルナを一本釣りした糸なんかは、引っ張りに強い繊維質を寄り合わせたものだし。
      このブレスレットの中に……結構いろいろな糸が入ってるのよね♪
クレセント:……初耳だな。
ミレイユ :作者が書き忘れてたみたいね。――まあでも実際、ミスリル以外の糸は滅多に使わないし。
      相手を絡めて捕らえたり、切り裂いたり、魔法の媒体にしたり……変幻自在ってこのことよね♪
エルナ  :姉さんは戦闘能力的に突出した点があるわけじゃないから……補佐に回ることが多いわね。
ミレイユ :ってゆーか、アンタ達がみんなビックリ人間過ぎなのよ……。
クレセント:防具は……特に防御用に、何かを装備しているようには見えんが……。
ミレイユ :ま、糸を自分の周りに展開すれば盾の代わりになっちゃうのよね♪
      だから基本的に着てる服はそこらのブティックとかに置いてあるのと変わらないわ。
ラディ  :その学者用のローブは……特別製とかじゃないのか?
ミレイユ :まあ、オーダーメイドだから特別製っていえば特別製だけど……特に加工はしてないわ。
      ただ、防寒具としては優秀よ♪ ――なにせ下に何も着なくても暖かいし。
ラディ  :ぶっ!!
クレセント:……そういえば、いつぞやそのようなこともあったな……。
エルナ  :姉さん……だから寝る時はせめて下着くらいつけてなさいって……。
カイン  :……ラディも相変わらずだな。大丈夫か?
ラディ  :え……ええ、なんとか……。えっと、それでアビリティは……「白魔法」「黒魔法」……それに――
最恐姉妹 :「二人がけ」……ね。
カイン  :見事に同調したな……流石は姉妹。
ミレイユ :基本はまあ、あのミシディアの双子のものと同じだけど……。
エルナ  :はっきり言って、威力は桁違いね。
クレセント:……二人がけで使える魔法は、あの「紅皇の煉獄」というものだけなのか?
ミレイユ :勿論、もう少しバリエーションはあるわよ?
エルナ  :本当なら、あの白竜戦でも使いたかったんだけど……まあ、いずれ他の「二人がけ」も披露するわ。
カイン  :……そういえば、確か白魔法も黒魔法も使用できるというのは類稀な存在と聞いたことがあるが……。
ミレイユ :ああ、コレ? これはまあ、本来先天的な素質がないと確かに使えないんだけど……。
      私の場合は糸で設計図を補佐することで、「メテオ」以外の魔法は全部使えちゃったりするのよね♪
      ……逆に糸がないと、白魔法も黒魔法もラ系中級魔法くらいしか使えないんだけど……。
ラディ  :へぇ……初めて知った。
ミレイユ :よほど作者、書き込みが足りてないわね……。
エルナ  :まあ作者への追求はあとにして……次は私よね? ……私の武器はこの――
ミレイユ :どこから出てくるか判らない大鎌・アヴェウナー!!

ざしゅっ!

エルナ  :……仕方ないでしょ。誰かが突っ込んでくれると思ってたのに、
      誰も私がどこから大鎌を出しているか疑問に思わなかったんだから。
クレセント:……袈裟切り……見事な一撃だな。
ミレイユ :か、感心してないで回復して……。
ラディ  :白銀色の大鎌だけど……本当にこれ、大きいよなぁ……エルナの身長より大きいんじゃないか?
エルナ  :もっとも、今回の話でも出したけれど――この大鎌の材料でもある魔法金属「アヴェウナー」は、
      アルミニウムに魔力的強化を施したものだから……重量自体はそう重くないのよ。
      大鎌自体の重さを利用した斬撃じゃなくて、私自身の力での早い斬撃を旨としているわ。
カイン  :……それでもこの大鎌、10kg以上はあるようだがな。
クレセント:防具に関してはどうなのだ?
エルナ  :白衣の下のものは……姉さんと同じでただの服だけど、この白衣は別よ。
      対刃・耐熱・防寒仕様。初級魔法程度なら焦げあと一つ残らないし、腐食もしないわ。
      ……元々はまあ、研究用に仕立て上げたんだけど……案外戦闘でも役に立つわね。
ラディ  :前に手合わせした時は、オレの短剣の刃も弾かれたしなぁ……案外防御力高いかも。
エルナ  :アビリティは……二人がけはまあ、当然だけど……。
      やはり特色は「ブレンド」ね。そもそもこのブレンドは「基軸」の役割を持つ薬品と、
      「効果」の役割を持つ薬品の組み合わせなの。例えば爆発なんかの攻撃用の「基軸」がN−502、
      鎮静剤や体力回復なんかの服用用はS−502という具合に。けど、それだけに限らず、
      まったく独特の組み合わせにおいてのみ発動する効果もあるの。それは例えばこのX−1と――
ミレイユ :……長くなりそうだからエルナはほうっておいて次に行きましょう。
クレセント:私は少し興味があるのだがな……。
ミレイユ :ああなったら最後、エルナは二時間は喋ってるわよ? それよりも早く、今回のメインに行きましょう。
カイン  :……メイン……俺のことか?
ミレイユ :そ♪ まずは毎回恒例・パラメータの公開からお願いできるかしら?
カイン  :別に構わないが……そうだな。まずLVが89だ。
ラディ  :……あれ? カインさん……確か24話の時はLV85じゃありませんでした?
カイン  :白妙やお前と戦ったおかげで少しレベルが上がったんでな。……続けるぞ。
      HPが8047、力が92、素早さが95、体力が80、知性が27、精神が60だ。
クレセント:……ラディのパラメータの時点で、初期段階にしては強いと思っていたものだが……。
ラディ  :け……ケタが違う……。
ミレイユ :まあ、レベルの時点でゼムロスに余裕で勝てるレベルだものねぇ……でも知性だけ低いわね。
クレセント:いや……これでもまだマシだ。五年前は13しかなかったからな。
ラディ  :そういえばカインさん……バロンにいた頃は、学力テストいつも赤点でしたっけ……。
      実技ではトップクラスの成績だったから、落第はしてなかったみたいですけど……。
カイン  :……白妙に……馬鹿にされてな。腹が立ったんで必死に猛勉強しなおした。
      おかげで平均的なところまでは知性を上げたぞ……。少なくともシドの「5」よりはましだ。
ラディ  :武器は「壊れたホーリーランス」って……もうこれ、直らないんですか?
カイン  :残念だが……そうだろうな。
クレセント:……これほど高度な武具は私のメタモルフォーゼでは修復できん……。
カイン  :……だが、ひびが入ったことで逆に、内包していた力があふれ出すようになって……
      実際の攻撃力は昔より上がっているぞ。確か今は……攻撃力200だ。
ラディ  :ラ、ラグナロクと同じ攻撃力……。
クレセント:人生、何が起こるか案外判ったものではないな……。
カイン  :……甲冑も、月の地下渓谷で手に入れたドラゴンシリーズが全部粉々になってしまったからな。
      現在装着しているものはクレセントの鎧と同じ素材のものだ。
ラディ  :あの変形する白い布みたいなヤツですか?
カイン  :ああ。……装着者によって、どうやら形状を変えるらしくてな……俺の場合はああなったというわけだ。
      形状に関しては、登場人物のコンテンツの俺のイラストを見てもらいたい。
      ……若干防御力は落ちたが、以前より格段に軽く、動きやすい。技の冴えも増すというものだ。
ミレイユ :そして、アビリティは――
カイン  :無論、俺のアビリティは唯一つ――『ジャンプ』。……それだけだ。
クレセント:この作品での『ジャンプ』の解説は前回の閑話休題で記したので省略させてもらう。
ミレイユ :気になったひとは、またあとで閑話休題の五を読み返してみてね♪
ラディ  :……っと、振り返りも終わったところで……そろそろ、次回の予告に入ろうか?
クレセント:うむ。
ミレイユ :いよいよ、ファブールに到着するのよね♪
カイン  :ヤン、か……久しぶりだな。
クレセント:確か彼には妻がいたはずだが……某所で連載しているFF4小説で、
      その奥さんにオリジナルの名前をつけて、生き生きと書いている人がいてな。
      その方に負けぬよう……こちらもかなり独特のアレンジを加えるそうだ。
      ……それ以外にも、ダムシアンに続きクリスタルの調査もせねばならないし……。
ラディ  :やっぱり、まだまだ気は抜けない……かな?
      オレ的には、世界で唯一暗黒騎士の武具を売ってるから、それを見に行きたい……。
ミレイユ :私的には――
三人   :『酒』……か?
ミレイユ :さ、三人で揃って言うことないじゃない……その通りだけど。
ラディ  :ハァ……まあ、仕方ないか。とりあえず次のファブールでこそ、負の試練の情報が得られますように……と。
クレセント:では、今回はこのあたりでお開きだ。
カイン  :……ふぅ。意外に疲れるな……この収録は……。
ラディ  :でも、意外に打ち上げが楽しいんですよね。カインさんも、一杯どうです?
カイン  :フッ……いいだろう。元とはいえ、『天駆ける酒瓶』と呼ばれた俺だ……覚悟は出来ているな?
ラディ  :セシルさんの代わり……今の『赤い徳利』のオレが、しっかり勤めさせていただきますよ!
カイン  :フッ――それでこそ俺の自慢の弟分だ。行くぞ、ラディ!
ラディ  :はいっ!
ミレイユ :……これは、楽しそうなことになってきたわね♪ 待ってラディ、私もいくわよ――
カイン  :逃げるぞ、ラディ!
ラディ  :はいっ!
ミレイユ :ってこら、逃げるなーっ!!



エルナ  :……って……あれ? みんなは……?
クレセント:一足先にいつもの店に行ったようだ。……さ、行くぞ。
エルナ  :……待っててくれたの?
クレセント:うむ――勿論だ。



作者   :……で、オレに対するフォローって……ないのか……?
クレセント:うむ――勿論だ。